きまぐれすっちーの雑記:臨床心理学メイン

心理系大学院で勉強しています。その中で感じたこと、考えたことなどを気ままに書いております。

心理系大学院試 受験勉強編

皆さんこんにちは!
気まぐれすっちーの雑記にようこそ✨

筆者は現在心理系大学院に通っている者です
前回は内部進学と外部進学のメリットとデメリットについての記事を書きました!

今日は受験勉強をどのようにすれば良いのか、についてお伝えしたいと思います


筆者は予備校などには通わず、学部の勉強に加えて独学で合格しました!
しかし、思っていたよりも学部の勉強方は、外部進学をしたためか、ほとんど院試には役に立ちませんでした…

私立から国公立への進学を目指していた筆者は、ほとんど独学で受かったようなものです

それが非常に大変だったからこそ、皆さんのお役に立てればと思います!

あまり絶対視はしないでくださいね、あくまで1つの意見として参考にしてください👍


構成は、おすすめの参考書勉強時間の確保過去問についてその他のアドバイスの4つに分かれています!


〈おすすめの参考書〉

~心理学編~
心理系大学院受験の際に、筆者が大変お世話になったのは、河合塾KALSのシリーズです!


上記リンクの赤本と呼ばれる、河合塾KALSの赤い参考書は、1つのテーマについて広く浅く記載されており、問題もついているため、非常に使いやすいです。
この参考書で勉強をしていた同期も、幅広く学習することが出来ており、第1志望に合格していました。


心理学の知識によほどの自信がある方以外は必須と言えるのではないでしょうか


筆者は、事例編、英語編、統計編、研究計画書編も所有しており、全て3周以上は通読していました。

また、心理系大学院対策の参考書は1冊だけではなく、2冊以上ある方が望ましいです
筆者は河合塾KALSの参考書の他にも、以下の2冊を読んでいました。

どちらも通読することによって、自分の知識を補填することができます。

順番としては、

河合塾KALSの参考書(赤本)
臨床心理士等心理系大学院受験のための心理学標準テキスト
有斐閣の臨床心理学

という順番が、段々と深い知識に入っていくことができるのではないでしょうか。

これらの参考書の他にも、大学院の過去問を参考とし、専門書を数冊読んでいました

この専門書の内容は、大学院の出題傾向によって異なるので、分析方法を後に説明します。



~英語編~

心理系大学院受験において、英語を学ぶことは必須です。

特に、心理学の内容の英語文が出題されることが多く、専門用語を英語で覚えておく必要があります。

そのための参考書として、心理院単が挙げられます。


筆者はこの参考書に載っている単語を、できるだけ多く覚えることによって、大学院の英語問題を乗り切りました



また、英語の長文については、先ほど名前を挙げた河合塾KALSの参考書シリーズで、黄色の参考書が役立ちます。

この心理英語編に記載されている長文は、全訳することができるほど読み込むことで、細やかな訳し方のコツを掴むことができるしょう。後に勉強法は詳しく記載します。



<勉強時間の確保>

心理系大学院受験をするならば、どれだけ勉強時間を確保できるか、ということが重要となってきます。

何故なら、臨床心理学は、心理療法だけでなく、基礎心理学も学ぶ必要があるからです。


過去問において全く基礎心理学の知識が出ていないのならば別ですが、ほとんどの心理系大学院は基礎心理学を1問か2問は必ず出題しています
倍率が高い指定大学院を目指す方々にとって、この問題を落とさないようにすることが大切でしょう。


また、基礎心理学の知識は心理療法に用いられています。
役に立つので、良い勉強だと思って、まずは広く浅く勉強しましょう。



では、具体的に筆者がどのように勉強時間を確保していたのかを紹介します!
参考までに一読ください

大学3回生では、何も分からない状態であったため、後期の12月くらいから本気で取り組み始めました。
といっても、1日4時間出来れば良い方で、まずは勉強の習慣をつけることを目指しました。

筆者は、アルバイトを辞め、就職活動を全くせずに受験勉強と卒業論文に時間を割きました。
勉強時間をスタディプラスなどのアプリで記録し、とにかく机に1日4時間は向かうということを決めていたように思います。


4回生の春休みである3月、心理系大学院の模試を受けました。
結果は散々で、勉強時間を増やさなければならないと決意しました。

効率の良さを求めることも大事ですが、効率の良い勉強時間を増やさなければ、単純に覚えられる量が減ってしまいます。
最終的に、筆者は1日7時間から9時間程度まで、勉強時間を伸ばしました。


ですが、これはあくまで、私立から国公立、他大学からの受験という壁があったからです。
自分の実力と大体同じところに進学したい方は、もう少し時間を下方修正できると思います。


また、中には13時間くらい1日で勉強している方もいましたが、受験の前に体調を崩していることが多く、あまりおすすめはしません。

何より続けられること、コストパフォーマンスが良いことを目指してください!


〈過去問〉

過去問は、心理系大学院受験に必須と言っても過言ではありません。
読み込むことによって、その大学院の出題傾向や、時間配分を知ることが出来ます


過去問は申請すれば郵送で送ってくれるところと、自分で取りに行かなければならないところ、インターネット配布しているところがあります。


本命をすでに決めているなら、本命大学院の入試問題の傾向と似ている問題が出題されている学校を選ぶと良いと思います!



過去問の読み解き方は以下の通りです

①過去に出題されている問題の1問1問が、どの領域から出題されているのかを、数えていく
例)生理心理学から2問、事例問題が1問など


②過去問で必ず出題されている領域や、知識の範囲を特定する
例1)条件付けが出題されている
認知心理学や認知行動心理学が出題されやすい

例2)プレイセラピーについて出題されている
⇨アクスラインや、クラインの理論がベースとされている可能性が高い etc.


このようにして、勉強する必要がある分野、領域に当たりをつけましょう👍


臨床心理学について広く浅く覚えた後に、過去問で当たりをつけた専門分野を掘り下げていくことが必要だと筆者は考えます


英語の問題についても同様に、英語の内容がどの分野、領域から出題されているのかを、調べて数えてみましょう
心理学の内容に関係している場合と、研究科が所属している学域に関係している場合があります。

前者の場合は日本語の心理学問題から推測しやすいです。
また、後者の場合は、例えば文学部に所属しているなら、過去問傾向と照らし合わせて、随筆などが出やすい、と推測できます。


とはいえ、突然、過去問からでは全く推測することができない問題が出題されることもあります
何か少しでも書けるように、網羅的な勉強をしておいた方が無難でしょう。


過去問は所詮過去のものなので、信頼しすぎないようにご注意ください⚠️


また、過去問には答えというものがありません。自力で答えを探し求める作業が必要になります。

予備校に通われている方は、予備校の先生方に解答を作ってもらえたりもするようですが、独学で勉強している方は自力で作るしかないでしょう。


筆者は、とにかく専門書を図書館で借りてきて読みあさりました。
それによって、問われていることは何なのかを考え、自分なりの答えを作り出しました。

その答えが合っているのかは分かりませんでしたが、その作業がまさに志望校への対策勉強になるため、とにかく考え続けました。

かなり辛い作業でしたが、ぜひやってみてください✨
力になります。


〈その他のアドバイス
その他にお伝えしておきたいこととしては、以下のことが挙げられます。


公認心理師課程に関連した問題が出題される可能性が高い
②とにかく解答を文字にすることを心がける
③大学院情報には常に目を配る
④研究計画書をおざなりにしない
⑤面接対策もおざなりにしない


特に2つ目についてなのですが、文字に起こすことを面倒に思わないでください。
できれば手書きが良いですが、手書きでもパソコンでも構わないので、とにかく文字媒体で言語化してください。


理由としては、手を動かした方が記憶に残りやすいというのもありますが、何よりも受験本番の形式に近い形で勉強をしてほしいからです。

決められた時間でどれだけ情報を残せるか、読みやすい文章に出来るか、そもそも読める字で書けるか、といったことが課題となってきます

また、言い回しが悪いことによって、分かっていたのにも関わらず採点者に伝わらず、不正解となってしまうことがあります。

慣れておく必要があるので、お気をつけください



研究計画書と面接対策については、後のブログで詳しく紹介できればと思います!



今回は長い内容となってしまいましたが、今後も筆者の知っている情報をお伝えできればと思います
参考になれば幸いです✨

ここまで読んでいただきありがとうございました!
知りたいことがあればドシドシ、コメントください、答えられる範囲でお答えしますね😊

ではでは、また次回お会いしましょう(*^-^)ノ